薬草のお話 8


第80回 平成16年1月   小麦(ショウバク)

  言うまでもなく、コムギはパンや麺など沢山の食料品に使用されていますが、薬(生薬)としても、古くから使用されております。この場合は小麦(コムギ)ではなく小麦(しょうばく)と呼ばれますが、原植物は同じでイネ科(Gramineae)のコムギ Triticum aestivum Linne の種子です。
 小麦には強壮、消炎、鎮静の効果があるため、精神障害、うつ状態、ヒステリー、てんかん、更年期障害、不眠、寝汗、気管支炎、喘息などに応用されています。
 小麦の薬理作用としては中枢抑制作用、抗腫瘍作用、筋弛緩作用などが報告され、成分としては糖、澱粉、デキストリン、脂肪、タンパク質が見つかっております。もちろん漢方薬として使用する場合は小麦だけが作用してるわけではありませんが、小麦にはこれと言って特殊な成分が含有されているわけではなく、このような薬効が期待できるのは不思議なことですね。
 小麦の含有される漢方処方には甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)、厚朴麻黄湯(こうぼくまおうとう)などがあります。
小麦は充実した新しいものを良品としており、現在流通している市場品としては、日本産(群馬県)アメリカ産が主なようです。
(針ヶ谷哲也)


第81回 平成16年2月   天門冬(テンモンドウ)

  生薬・天門冬はユリ科(Liliaceae)のクサスギカズラ Asparagus cochinchinensis Merrill のコルク化した外層の大部分を除いた根を通例蒸したものです。クサスギカズラはラテン名Asparagusの通り非常にアスパラガスに似ています。
 天門冬という名前ですが、本来は門ではなく、草が茂るという意味の『もん』という字が正式で、門は俗字で、薬としての効能が麦門冬(バクモンドウ)と同じであることから
天門冬になったと言われています。実際、麦門冬と一緒に用いることが多いです。
 天門冬には滋養、強壮、鎮咳、止渇の作用があるので、咳、咳血、気管支喘息、糖尿病、便秘などに応用しています。また、民間療法としても咳やむくみ、滋養強壮に用いられています。
 薬理作用としては抗腫瘍作用、インターフェロン誘起作用、放射線障害改善作用、抗菌作用などが報告され、成分としてはサポニン、ステロール、デンプン、アスパラギン、多糖体などが知られています。
 天門冬の含まれる処方には滋陰降火湯(じいんこうかとう)、清肺湯(せいはいとう)、麻黄升麻湯(まおうしょうまとう)などがあります。
 天門冬は黄色半透明で質はやや柔軟で粘着性があり、味はやや甘く、後にわずかに苦いです。肥大して潤いのあるものを良品としています。現在の市場品としては中国産(貴洲省)が主です。
(針ヶ谷哲也)



第82回 平成16年3月   何首烏(カシュウ)

 中国・唐の時代に何首烏は不老長寿の薬として考えられていました。日本では江代時代に八代将軍吉宗が、この話を耳にして中国から何首烏の苗を取り寄せ、全国で栽培を命じたとされています。しかし、実際にはこの様な効果がなかったため、次第に畑で栽培する者はいなくなり、何首烏は雑草となり野生化しました。生薬・何首烏はタデ科(Polygonaceae) のツルドクダミ Polygonum multiflorum Thunberg の塊根です。何首烏はつる性植物で、葉がドクダミに似ているためツルドクダミと名付けられました。
 何首烏には強壮、強精、緩下の効があり、瘰癧(るいれき)、皮膚疾患、帯下、便秘、痔、遺精、腰痛などに応用されています。また、生の葉を腫れ物にはると、膿を吸い出す効があります。
 何首烏の薬理作用としては抗高脂血症作用・肝障害抑制作用が報告されており、成分としてはアントラキノン類、スチルベン配糖体などが知られています。
 何首烏の含有される漢方処方には当帰飲子(とうきいんし)、七宝美髯丹(しっぽうびぜんたん)何人飲(かじんいん)、何首烏散(かしゅうさん)などがあります。
 何首烏は肥大し、良く充実した物を良品としています。現在流通している市場品は中国産(広東省・貴洲省など)です。
(針ヶ谷哲也)



第83回 平成16年4月   忍冬(ニンドウ)

 生薬・忍冬はスイカズラ科(Caprifoliaceae) のスイカズラ Lonicera japonica Thunberg の葉及び茎です。金銀花(キンギンカ)の所でも記述しましたが、スイカズラの花を金銀花、葉及び茎を忍冬と称しそれぞれ異なる生薬として使用されています。忍冬とはこの植物の葉が冬でも枯れずに、寒さに堪え忍ぶというので名付けられたとされています。
忍冬には解毒、利尿の効があるので、化膿性疾患、脂漏性湿疹・アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患、乳癌、リンパ腺腫脹などの悪性腫瘍、乳腺症、梅毒などに応用しています。
 民間用法としては痔の痛み・腰痛に乾燥した葉・茎を二握りほど、木綿の袋に入れて水を加えてなべで煮出し、沸騰したら汁とともにお風呂に入れて入浴すると良いそうです。
 忍冬の薬理作用としては脂質代謝改善作用、血小板凝集阻止作用などが報告されており、成分としてはタンニン・イリドイド配糖体(ロガニン)が知られています。
 忍冬の含有される漢方処方には治頭瘡一方(ぢづそういっぽう)、紫根牡蛎湯(しこんぼれいとう)、解毒剤(げどくざい)などがあります。
 忍冬は無臭で、味はやや苦いです。葉の上面は緑色、下面は灰褐色を呈する新しいものを良品とします。現在流通している市場品は日本産(四国)、中国産(湖南省)が主です。
(針ヶ谷哲也)



第84回 平成16年5月   防已(ボウイ)

 ツヅラフジ科(Menispermaceae)のオオツヅラフジ Sinomenium acutum Rehder et Wilson のつる性の茎及び根茎を生薬・防已と言います。昔は丈夫なつるを草を材料にして、籠(かご)や葛籠(つづら)などを編みましたが、ツヅラフジのつるは丈夫だったのでツツラフジの名前が付いたとされています。また、オオツヅラフジとはこれに似たアオツヅラフジに対して、つるも太く、葉も大きいので区別するために名付けられたとされています。
 防已には原色物の異なるものが多くありますが、日本漢方ではオオツヅラフジ(漢防已)だけを用いています。中国では主にシマハスノハカズラ Stephania tetrandra S. Moore の根を防已として使用しています。また、木防已と称されるものはウマノスズクサ科の植物を使用している場合があり、腎臓障害を起こすことがあり、注意が必要です。
 防已は利尿、鎮痛の効があるので、浮腫、関節炎、神経痛などに応用します。薬理作用としては抗炎症作用・抗アレルギー作用・Ca2+拮抗作用・血圧降下作用・鎮痛作用などが知られており、成分としてはアルカロイド・ステロール類などが報告されています。
 防已の含有される漢方処方には防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)、防已茯苓湯(ぼういぶくりょうとう)、疎経活血湯(そけいかっけつとう)、木防已湯(もくぼういとう)などがあります。
 防已は味が苦く、菊花紋理のあるもの、とりわけ導管がいちじるしいものを良品とします。市場品は日本産(四国)が主です。
(針ヶ谷哲也)



第85回 平成16年6月   茶葉(チャヨウ)

 最近は緑茶ブームで様々なお茶がコンビニやスーパーで見受けられますが、お茶の葉は漢方薬としても昔から使われていました。お茶には緑茶・紅茶・烏龍茶など色々ありますが、原植物はツバキ科(Theaceae)のチャ Thea sinensis Linne の葉で、醗酵させたりすることで違う名前のお茶になっています。漢方薬としては緑茶を用いています。
 茶葉には頭と目を清め、煩渇を除き、痰を除き、食を消し、利尿、解毒の効がありますので、頭痛・目のくらみ・食滞・口渇・下痢などに応用します。
 茶葉の薬理作用としては中枢興奮作用、抗酸化作用、抗動脈硬化作用、突然変異阻害作用、発癌プロモーション抑制作用、血糖降下作用、肝障害抑制作用、抗アレルギー作用などが報告されています。また、茶葉の成分としてはアルカロイド、フラボノイド、タンニン、精油などが知られています。
 茶葉の含まれる漢方処方としては川キュウ茶調散ぐらいが主ですが、頭痛が激しい方に普段飲んでいる処方に茶葉を加えて服用していただく場合もあります。茶葉は新鮮で香りが良く、色が良いものを良品とします。茶葉を用いるときは各家庭で飲んでいる茶葉を使用しますので、市場品は日本のお茶です。
(針ヶ谷哲也)



第86回 平成16年7月   独活(ドッカツ)

 今日、ウドは食べ物として食卓にならぶことがありますが、薬としても昔から用いられていました。漢方ではウコギ(Araliaceae)科のウドAralia cordata Thunbergの根茎を乾燥したものを独活(ドッカツ)と称し、根を乾燥したものを和キョウ活(ワキョウカツ)と称して使用しています。しかし、中国ではセリ科(Umbelliferae)のシシウド Angelica pubescens Maximの根茎を独活と称し、セリ科のNotopterygium incisum Ting et H. T. Chang の根及び根茎をキョウ活と称して使用しています。しかも、独活の別名がキョウ活であると述べている文献もあり、昔から混乱していたようですね。今回は独活についてお話しさせていただきます。
 独活には発汗、鎮痛、解毒の効果があるので、風邪、頭痛、皮膚疾患、関節痛、神経痛、しびれ、歯痛、アレルギー性疾患などに応用されています。
 独活の薬理作用としては抗潰瘍作用・鎮痛作用・鎮静作用・血管収縮作用などが報告されており、成分としては精油・トリテルペン・サポニンなどが知られています。
 独活の含有される漢方処方には荊防敗毒散(けいぼうはいどくさん)、十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)、独活寄生湯(どっかつきせいとう)、麗澤通気湯(れいたくつうきとう)などがあります。
 独活は特異芳香性で味はやや苦いです。充実して、香気の強いものを良品とします。市場品はとしては日本産(群馬県・長野県)が主です。
(針ヶ谷哲也)



第87回 平成16年8月   防風(ボウフウ)

 生薬・防風はセリ科(Umbeliferae)のボウフウ Saposhnikovia divaricata Shischkin の根および根茎です。中国の古い本草書によりますと『防は御である。その効能がよく風を療すので防風の名がある』と記載されてあります。防風は古くから諸風、頭痛の治療薬として賞用されております
防風には発汗、解熱、解毒、鎮痛の効があるので、感冒、皮膚疾患、関節痛、神経痛、頭痛、歯痛などに応用されています。
防風の薬理作用としては抗炎症作用・血圧降下作用・中枢抑制作用・抗潰瘍作用・免疫賦活作用などが報告されており、成分としてはフロクマリン類・クロモン誘導体・ポリアセチレン類・多糖類などが知られています。
防風の含まれる漢方処方には十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)、消風散(しょうふうさん)、荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)、大防風湯(だいぼうふうとう)、釣藤散(ちょうとうさん)、当帰飲子(とうきいんし)、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)、立効散(りっこうさん)などがあります。
防風は質が充実し、潤いがあって香気が強く、新鮮なものを良品とします。市場品としては中国産(内蒙古、黒竜江など)が主です。
(針ヶ谷哲也)



第88回 平成16年9月   紫根(シコン)

 紫根は原名を紫草(シソウ)といい、中国の古い書物には『この草は花も紫、根も紫で、紫染めの染料になることから名付けられた』と記載があります。
日本でも江戸紫の染料として用いられていました。
生薬・紫根には軟紫根と硬紫根があり、ムラサキ科(Boraginaceae)のムラサキ Lithospermum erythrorhizon Siebold et Zuccarini の根を硬紫根と称し、同科の Macrotomia euchroma Pauls. の根を軟紫根といいます。
日本薬局方では硬紫根のみが収載されています。
 紫根は煎薬としてよりも、軟膏(紫雲膏)の材料としてのほうが有名です。
紫雲膏は幕末の花岡青洲が愛用した軟膏で、ゴマ油と蜜蝋(ミツロウ)、豚脂、紫根、当帰を材料とし、火傷(やけど)、外傷、あかぎれ、しもやけ、床擦れ、痔、魚の目、湿疹などに優れた効果を発揮します。
ちなみに当診療所でも自家製の紫雲膏を作っております。
 紫根は内服では解熱、解毒、利尿、緩下の効果があり、麻疹、乳腺症、全身リンパ腺の腫瘤、悪性腫瘍、便秘などに応用されます。
また、外用薬としては炎症を抑え、肉芽の発生を促進します。
 紫根の薬理作用としては抗炎症作用・抗腫瘍作用・血糖降下作用・抗HIVウィルス作用・抗発ガンプロモーター作用・抗菌作用などが報告され、成分としてはシコニン・アセチルシコニン・多糖類などが知られています。
 紫根の含有される漢方処方としては紫根牡蛎湯(しこんぼれいとう)、紫草快斑湯(しそうかいはんとう)、紫草消毒飲(しそうしょうどくいん)、紫雲膏(しうんこう)などがあります。
 外面濃紫色で皮部の厚いものが良品です。市場品としては中国産(新疆、吉林など)が主です。
(針ヶ谷哲也)



第89回 平成16年10月   百合(ビャクゴウ)

 百合というと普通は『ゆり』と読んでしまいますが、薬として使う場合には『びゃくごう』と読みます。
百合はユリ科(Liliaceae)のオニユリ Lilium lancifolium Thunberg, ハタユリ L. brownii F. E. Brown var. colchesteri Wilson その他同属植物の鱗片を通例蒸したものです。
 オニユリは日本には古い時代に中国から渡来しました。主に地下鱗茎を食用とするために栽培されていたのが、野生化して全国に自生するようになったとされています。
 百合には滋養強壮、鎮咳、去痰作用などがあるので、漢方では咳、気管支炎、気管支拡張症、副鼻腔炎、咽頭炎、不眠症、神経症などに応用しています。
民間用法では咳止め、解熱に用いているようです。
 百合の薬理作用としてはあまり知られていませんが止咳作用・抗ヒスタミン作用などが報告されています。
また、成分としてはデンプン、蛋白質、脂質、アルカロイドが知られております。
百合の含有される漢方処方には辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)、百合固金湯(びゃくごうこきんとう)、百合地黄湯(びゃくごうじおうとう)などがあります。
 百合は黄白色で、半透明なものを良品としています。市場品としては中国産(湖南省など)が主です。
(針ヶ谷哲也)



第90回 平成16年11月   竜骨(リュウコツ)

 竜骨というと、文字通り竜の骨と思われる方もいらっしゃるでしょうが、竜は伝説上の生き物であろうと考えられ、存在はっきりしていません。話が少しずれましたが、竜骨は大型ほ乳動物の化石化した骨で、主として炭酸カルシュウムからなります。竜骨には五花竜骨、土竜骨とあり、五花竜骨には花紋があります。土竜骨が象・犀・馬・鹿・羚羊・熊・豚・牛などを来源とする骨格化石に対し、五花竜骨は象類のみの骨格化石になります。
 中国の農民の経験談によりますと、雪が積もっている冬、地下に竜骨が埋まっている所は真っ先に雪が溶けるそうです。また、小雪の場合は竜骨が埋まっている所には積もらないそうです。そのようなことを目標に竜骨を探し、見つかったら直ぐに掘り上げて、紙を貼り風化するのを防ぐそうです。
 竜骨には精神安定作用、鎮静作用があるので、心悸亢進、異常興奮、不眠などに応用されています。
 竜骨の薬理作用としてはPH調整作用が報告されており、熱水抽出液をアルカリ性に傾け、他の生薬の多糖成分などの溶解性を上げる溶解補助作用が認められています。成分としては炭酸カルシュウム、リン酸カルシュウム、有機酸、アミノ酸、その他無機物質が知られています。
 竜骨の含まれる漢方処方としては桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)、竜骨湯(りゅうこつとう)、桂枝甘草竜骨牡蛎湯(けいしかんぞうりゅうこつぼれいとう)などがあります。
 竜骨は骨様の固塊で、類白色、類褐色、淡赤褐色を呈し、質は脆くて重いです。破砕しやすく、表面に紋理(花紋)のあるもので、嘗めた時に舌先に吸着するものを良品としています。市場品としては中国産(陜西省・山西省・甘粛省など)が主です。
(針ヶ谷哲也)



第91回 平成16年12月   大黄(ダイオウ)

 生薬・大黄はタデ科(Polygonaceae)のRheum palmayum Linne, R. tanguticum Maximowicz, R. officinale Baillon, R. coreanum Nakai またはそれらの種間雑種の根茎です。大黄は別名を将軍と称しますが、中国の古書には『大黄とはその色である。将軍なる号はその薬効が峻烈で快速なのを表示したものだ』と記載されています。
 大黄は下剤として有名ですが、漢方では大黄には消炎、瀉下、精神安定、駆お血(血流を良くする)の効果があると考え、便秘、痔疾、虫垂炎、打撲、出血、肝炎、腎炎、精神神経疾患、皮膚疾患などに応用しています。
 大黄の薬理作用としては瀉下作用、抗菌作用、向精神作用、血中尿素窒素低下作用、抗炎症作用、肝障害改善作用、免疫賦活作用、脂質代謝改善作用、変異原活性抑制作用、環状ヌクレオチドに対する作用、インターフェロン誘起作用、酵素阻害作用、過酸化脂質生産抑制作用、血液凝固抑制作用、抗ウィルス作用などたくさんの報告があり、成分としてはアントラキノン類(emodin, rhein, aloe-emodin, chrysophanol, physcion)、ジアントロン類(sennoside A〜F, sennidin A)、その他配糖体(lindleyin, stilbene, naphthalene, chromones, phenylbutanone)、タンニン(rhatannin, catechin, epicatechin)、その他(gallic acid, cinnamic acid)などが知られています。
 大黄の含有される漢方処方には茵チン蒿湯(いんちんこうとう)、乙字湯(おつじとう)三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)、大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)、潤腸湯(じゅんちょうとう)、麻子仁丸(ましにんがん)、大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう)、大柴胡湯(だいさいことう)、治打撲一方(じだぼくいっぽう)、治頭瘡一方(じずそういっぽう)、防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)などがあります。
市場品としては中国産(青海省、四川省など)、日本産(信州)が主です。
(針ヶ谷哲也)